2017年2月19日日曜日

ドットライナーホールド テープのり

毎日使って手放せない便利な文具なのに、他の人は使っていないものってたくさんあると思います。
私もできるだけそんな便利な文具をお知らせしたくてブログを書いていたのですが、あまりにも日常使いになっているので紹介を忘れているものもいくつかあります。この文具も紹介するのを忘れていました。

コクヨ「ドットライナーホールド」です。


ちょっと変わった形をしているけれど、「テープのり」です。

以前から「テープのり」は紹介してましたね。



上が「ドットライナーノック」
下が「ドットライナースタンプ」

「テープのり」はかなり普及してきましたので、当初心配されたランニングコストも安くなってきました。
私はのり付けのファーストチョイスは「スティックのり」ではなく、すでに「テープのり」になっています。それらの中でもこの「ドットライナーホールド」は、何度も替えのテープリフィルを交換して使用し続けています。
私はもう手放せません。


横から見た形です。
他の「テープのり」と、かなり違う形をしていますね。

「テープのり」を使うときって、たとえば封筒を閉じるときなど、紙の端にのりを付けることが多いですね。
今までなら、その封筒を机に置いて、端を狙ってテープを貼るわけです。


しかし、少しはみだしたり、はみ出しを嫌がると、紙の端までのりが付かなかったりします。

それを解決したのがこの「ドットライナーホールド」です。



「ドットライナーホールド」は、こんな感じでのりを付けたい部分を挟むのです。
そのまま手前にスライドすると、紙の端から丁度良い位置にのりが付きます。
のりの幅は8.4mmで、封筒を閉じるには充分です。
とても素早く封緘ができること、のりが乾くことを待つこともないことが良いのですが、一番気に入っているのは、机や、はみだすのりを受けるための紙も不要であることです。

私は毎日の手帳(その1)にその日をビジュアルで思い出すために写真等を縮小して貼っています。その小さな紙片をのり付けするのに、「ドットライナーホールド」が活躍しています。


その日の天気、その日調査した建物、その日購入した書籍、その日外食した食べ物、などを貼っています。
こんな小さな写真から詳細を読み取るつもりではありません。
その日何をしたかは文字よりもイメージしやすいからです。
以前から書いているように、詳細な記録はEvernoteにしています。



その日観た映画も貼ります。


手帳に貼るのはこんな小さな紙片になります。
「ドットライナーノック」では台紙が必要で結構のり付けしにくいのです。


最近は「ドットライナーホールド」でのり付けしています。

この商品は500円弱で買えますので、土地家屋調査士事務所なら持っていても良いでしょう。








2017年2月17日金曜日

一気に実力を付けなければなりません

今日は東北ブロック協議会の新人研修会の中日です。
私も講師の一人として登壇します。

さて、新人の皆さんとお話ししていて、とても気になることがあります。
新人の皆さんが実力をつけることに鈍感で、自然に訪れる経験の積み重ねを待っていることです。

いつもお話ししていますが、土地家屋調査士に限らずこの資格業の世界は、お客様からお仕事を受託してから調べる人が多すぎます。
それでは専門家とは言いません。
一番良い選択肢を提案できなければ、お客様に損失を与えることもあるのですよ。

普通、どんな業界でも、仕事ができるから受託するのでしょう。
それなのに、たまたま来た仕事を、泥縄式に調べて処理し、そんなことが自然に積み重なることを待っているですか。
そんな意識では何十年経っても一流にはなれないでしょう。

大きな組織の一員だったら、そんな成長の仕方もあるのかもしれません。
しかし、新人が専門家としての実力をつけるということは、徐々に成長を待つ方法ではダメです。泣きながら徹夜を重ねても、一気に実力をつけなければなりません。
だって、仕事を受けますって看板上げたのですから。







2017年2月14日火曜日

はじめての万年筆が人生を変えるかも

先日はじめての万年筆を買うお手伝いをした方から、お礼のお手紙が届きました。
例のプラチナの#3776センチュリーで書いたのですね。
とても嬉しいです。


ちなみに、この手紙はご本人に了解を得て紹介させて戴きました。

インクは一番万年筆らしいインク色「ブルーブラック」です。

文面は「拝啓」から始まって「時候の挨拶」がありますね。
手書きの手紙って、メールと違い文章も選びますね。

そして、同じ手紙でも、手書きの手紙はワープロによるものと比べて、やはり段違いに心が籠もりますね。
読み手にも気持ちが伝わります。

そして文具好きから見ると、便箋も選んだことがわかります。
男性の手紙ですから、きれいすぎる挿絵など無い便箋です。
和紙の手触りを残しながら、インクが滲まない加工をされている便箋ですね。
白すぎない便箋にブルーブラックのインクがきれいです。

縦書きは慣れていないと書きづらいでしょうから、まずは横書きのチョイスなのだと思います。
中字の万年筆で書きやすさのために、横罫の幅が12mmのものを選んでいます。今の彼の文字に丁度良いでしょうね。

この手紙は、私にとって、とても嬉しいものでした。
ご本人に電話をしたら「今たくさん手紙を書きたい」って、おっしゃっていました。

どうですか。文具って凄いでしょ。
つまり筆記具一つ変えただけで、すべてが変わることがあります。
彼は若いので、これからの人生にとって大きな財産になる可能性があります。
もちろん万年筆一本を財産と考えているのではなく、この万年筆を買ったことによって変わる豊かな人生を財産と考えているのです。


2017年2月8日水曜日

はじめての万年筆

先日私のブログを見て万年筆に興味を持ったという後輩から、「万年筆を買いたい」という相談を受けました。
人生はじめての万年筆だそうです。

私達の世代は、中学生になる時に「中一コース」だったか「中一時代」だったかの付録で万年筆が付いてきたので、皆結構持っていましたね。(この話は別にしようか)

さて、まったく初めての方の万年筆探しは何度かやったことがあります。
とても難しいですね。
結局、そのたびに違う万年筆を選ぶことになりました。

万年筆を他人の為に選ぶことって難しいのです。
なにしろ、価格は普通に店舗にある範囲だとしても、プラチナのプレピー(200円・税別)あたりから数十万円もあります。(もちろんもっと高いものもありますが、それはペンと言うより工芸品ですし、もともと買えませんし、どちらにしても気にしないことにします)
あまり高いものを薦めても、すぐ使わなくなる可能性もあります。
中途半端なものを薦めて万年筆が嫌いになられても困るし。
(この発言で、お前は万年筆のどんな立場なんだ?とツッコまれたことがありますがw)

その方が何に使いたいのか、試したいだけなのか、持ち歩くのか、今までどんな筆記具を使って来て、どんな筆記具が好きだったのか、今考えている予算はどれくらいかなど、ヒヤリングをします。

私は今回このような判断をしました。
万年筆というものがどんな書き味なのか、それなら鉄ペンのカクノ(1000円・税別)で万年筆の良さは理解できます。
プラチナのプレジール(1000円・税別)も良いでしょう。

パイロット カクノ


文具好きの中で出しても恥ずかしくない万年筆で書き味も定評があり、デザイン性も良いものならラミーのサファリ(4000円・税別)もお勧めです。

ラミー サファリ

下の写真もサファリです。スケルトンも文具好きには人気があります。
私の3本目のサファリです。



さて、この相談者は土地家屋調査士の後輩です。
私達はお客様の前でペンをだすことも多い職業です。
そのときに万年筆でサインもしたいのでしょう。

長い手紙を万年筆で書くことは今のところなさそうです。
ワープロで文書を作成して、名前だけは自筆で署名する程度かも知れません。

そうであれば、書き味以外にも若干の見栄えも必要でしょう。
若い人だからこそ、デザイン性に優れた万年筆も良いけれど、質実剛健のイメージの「ザ・万年筆」というようなオーソドックスな黒軸の万年筆が良いでしょう。

少し文具にお金を使っても良さそうなので、1万円程度の国産の万年筆を考えました。
一万円程度なら金ペンが手に入ります。
鉄ペンが悪い訳ではないのですが、万年筆のしなやかな書き味はやはり金ペンの方が良いでしょう。

数万円出せば、書き味が数段上で、見栄えもはれる万年筆も入手できますが、初めてならもったいないと思います。これらは、初めての万年筆を気に入った上で、自分で選ぶべき万年筆でしょう。

インクについては、まずはコンバーターではなくカートリッジを使った方がハードルが低いでしょう。それならカートリッジが気軽に入手できるブランドを選ぶべきでしょう。

だんだん絞られてきました。

具体的にはパイロットのカスタム74、プラチナの#3776センチュリーなどを想定しました。
どちらも1万円(税別)です。

パイロットカスタム74



パイロットは比較的柔らかめ、プラチナは比較的固めです。
万年筆の良さは筆圧をかけずに滑るような書き味です。それならパイロットが良いかも知れません。
ただし、今までボールペンばかり使っていたとすれば、どうしても筆圧が強くなっていますので、プラチナの方が向いているかも知れません。


プラチナ #3776センチュリー

これは好みですから書いてもらうしかありません。

またペン先の太さも国産の場合はたくさんの種類があります。
これも何に何を書くかで決まります。

試し書きは、絶対に普段使っているノートに普段書いている文字を普段の大きさで書くべきです。
文具店に置いてある試し書きの用紙にくるくると螺旋を書いただけではわかりません。
彼はノートの1ページに自分の名前をたくさん書いて、その結果、彼はプラチナ#3776センチュリーの中字を選びました。

ちなみにプラチナの場合はキャップにスリップシール機構(インクが乾きにくい機構)が入っていますので、頻繁に使わなくなる可能性のある初心者には良かったかも知れません。

彼は飽きない万年筆を選んだと思いますので、長く使って欲しいと思っています。
(だからお前はどんな立場なんだってw)

彼が土地家屋調査士でなければ5000円程度の万年筆ゾーンも薦めたりしたかもしれません。
この5000円ゾーンは金ペンではなく鉄ペンのゾーンですが、おもしろい万年筆があります。
後日このゾーンについて書いてみましょう。

ちなみに私のブログで万年筆が欲しくなった方に一言。
ネットで安いものがあると思いますが、万年筆は有名メーカーのものでも個体差がある商品です。できるだけ店舗で試し書きしてから買ってください。




2017年2月6日月曜日

マグニフィセント・セブン




黒澤明監督の映画「七人の侍」を西部劇にリメイクした映画が「荒野の七人」です。
どちらも傑作です。
そして今年また、このリメイク映画ができました。
「マグニフィセント・セブン」です。

リメイク3作目を創る意味があるのでしょうか。
(もちろん、宇宙版もあったけれど私は数に入れませんし、「続・荒野の七人」から始まる3作も「七人の侍」のリメイクの路線ではないのでこれも数えません)
何作目であっても、この「七人(セブン)」を名乗った時点で、過去の名作と必ず比べられる試練が待っているのです。余程の名作でない限り、必ず叩かれる運命の映画です。

かなり不安になりながらも、やはり「荒野の七人」のリメイクなら観たいという気持ちと、私の好きなデンゼル・ワシントンが出るということもあるので、とりあえず観ることにしました。

結論、観て良かったです。
久しぶりに正統派の西部劇を観ました。
お約束の銃撃戦もかなり迫力のあるものでした。
七人も魅力的で、面白いものでした。
映画としては、観ても損はしません。

ただし...(やはり...)
この映画は「七人の侍」のリメイクですよね。
そう考えてしまうと若干弱いですね。
「七人の侍」では、あの激しい戦闘シーンの中にもしっかりと人間を描いていました。
「荒野の七人」も、そこは描いていたと思うのです。

今回の7人は、とても今日的なチームでした。
つまり、黒人、白人、アジア人、メキシコ人、ネイティブ・アメリカンの混成の7人です。(もしかするとあの二人は同性愛者かも知れませんし)
そして、助っ人探しに来るのが女性で、しかも直接銃を持って戦う女性です。
これは新大統領に見せてやりたいポリティカル・コネクトネスの世界です。

しかし、この一癖も二癖もある7人が、何故この戦いに入り込んだのか、そこがあまり描かれていません。何か参加の仕方が唐突なのです。リーダーのチザム(デンゼル・ワシントン)だけは強い動機があったことが後で分かるけれど。その理由に皆を巻き込んだだけなら、映画としてまずいでしょう。
単純な金のためでも、正義のためでも何でも良いから、もう少し各々の動機付けを見せて欲しいのです。そこの描き方が少なかったと思います。そうでないとあそこまで命をかける状況の説得力が無いのです。

「荒野の七人」のハリー(ブラッド・デクスター)が死ぬ直前に、クリス(ユル・ブリンナー)が「実はこの村には大金が隠されていて....」と説明し、ハリーが命をかけた意味に満足して逝かせてあげるシーンが印象的でした。
ああいう何かが欲しかったと思います。

「七人の侍」は207分、「マグニフィセント・セブン」は133分だから、どうしても掘り下げる時間が無い、もしくは、編集時にカットされた、そんな意見も有るでしょう。でも「荒野の七人」は128分です。やはり工夫次第だと思うのです。
おそらく監督はそこ以外にこだわりたかったのでしょう。
でも、私はこの種のチーム戦の物語は、仲間を集めるところがとても面白いと思うのですけどね。

「七人の侍」「荒野の七人」の魂を引き継ぐのなら、外見的な多様性よりも、心の多様性にも丁寧に触れて欲しかったです。
今回のクリス・ブラットやイーサン・ホークも良かったけれど、思い出すと「荒野の七人」のマックイーンもブロンソンもコバーンも皆良かったなぁ。豪華だったなぁ。また観よう。

ここまで書いているのは「マグニフィセント・セブン」が傑作にチャレンジしたからで、どうしても比較したくなっただけです。
この映画は本当に面白いんですよ。
かなり人は死ぬけれど、残酷シーンでもないし、誰にでもお勧めの娯楽映画です。


ここまで書きながら「七人の侍」も思い出しています。
菊千代(三船敏郎)の名台詞がありました。
人間と社会を深く掘り下げながら、とてつもなく面白い娯楽作品として成立させています。
やはり、何度もリメイクのベースになって、世界の数々の作品からオマージュを捧げられた「七人の侍」は凄い映画でした。


やい!お前たち!一体百姓を何だと思ってたんだ?仏様だとでも思ってたか?ん?
笑わせちゃいけねえや!百姓くらい悪ずれした生き物はねえんだぜ!
米出せっちゃ、無え!麦出せっちゃ、無え!何もかも無えっつんだ!ふん!
ところがあるんだ。何だってあるんだ。
床下ひっぺがして掘ってみな!そこになかったら納屋の隅だ!
出てくる出てくる・・・瓶に入った米!塩!豆!酒!
山と山の間に行ってみろ!そこには隠し田だ!
正直ヅラしてペコペコ頭下げて嘘をつく!何でもごまかす!
どっかに戦でもありゃあすぐ竹槍つくって落ち武者狩りだ!
よく聞きな!百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだ!ちきしょう!おかしくって涙が出らあ!
だがな、そんな「けだもの」をつくったの、一体誰だ?
お前たちだよ!侍だってんだよ!馬鹿野郎!
戦の度に村を焼く!田畑踏ん潰す!食い物は取り上げる!人夫人にコキ使う!女は犯す!手向かや殺す!
一体百姓はどうすりゃあいいんだ!百姓はどうすりゃあいいんだ、百姓は・・・
ちきしょう・・・・ちきしょう・・・!












2017年2月2日木曜日

エルバン 万年筆のカートリッジインクが使えるボールペン

今日は文具ネタからひとつ。

万年筆は筆圧不要で、紙の上を滑るように書くことができます。
あの書き味は癖になります。
また万年筆には、ボールペンには無い、多くの美しい色のインクがあります。
気分に合わせてインクを変えるという楽しみがあります。

一方ボールペンにも比較的筆圧をかけなくても良い水性ボールペンがあります。
水性ボールペンの滑らかな書き味も一度経験すれば癖になります。

その水性ボールペンの中に面白いペンがあります。
「J.HELBIN(エルバン)のローラーボールペン カートリッジインク用ペンプラス」です。



欧州のメーカーは水性ボールペンのことをローラーボールと呼ぶことが多いです。
ですからこのペンは水性ボールペンです。
ちなみにボールペンも和製英語で、海外ではボールポイントペンになります。

軸の色は、私のテーマカラーのオレンジを選んでいますが、他にグリーン、ピンク、ブラック、ブルーなどのバリエーションがあります。


さて、ボディの長さは11.6cmの小ぶりのペンです。



携帯しやすいですね。



他のペンと比べた方がわかりやすいでしょう。

上から

ゼブラの蛍光ペン OPTEX CARE
エルバンのローラーボールペン
ゼブラのマッキー 細書
パイロット カクノ

ね、小さいでしょう。


でも、書くときはキャップをペン尻に嵌めるのでこの長さになります。
短すぎて書きづらいということにはなりません。


さて、このペン、小さくてオシャレということで紹介するのではありません。
タイトルにあるように、このボールペンのインクは、なんと万年筆のインクカートリッジを差し替えて使うのです。




エルバンはフランスの老舗文具メーカーです。
もちろん万年筆も出していて、ボトルインクには香り付きインクなどもあります。
さてこのペンに使えるカートリッジインクは20色有り、その色が独特の色合いで結構楽しむことができます。
しかも欧州共通規格(ショート)ですので、他のメーカーのカートリッジインクも使えるものが多く、インク色はいろいろ楽しむことができます。



どうでしょうか。この色は「エンパイヤーグリーン」です。
私のお気に入りのモンブランのアイリッシュグリーン(青みがかった緑)よりも、もっと草色寄りのナチュラルな緑です。これも良いですね。

欧州共通規格とは言え、軸が短いので他のコンバーターの流用はできないようです。捜せば有るのかも知れませんが、そこまで捜すまでもなく、これだけインクがあればカートリッジ専用と割り切って良いでしょう。
何しろボールペンですから。

0.5mmの文字の太さと言われていますが、他の筆記具と比べるともう少し太いと思います。
上記写真のジェットストリームが0.5mmのリフィルですから。

線は一定の太さですので、万年筆のような味のある筆跡とは違いますが、インクの濃淡が楽しめ、色を変え、気軽に持ち歩くペンとしては面白いと思います。ちなみに2000円程度(税込)です。



追記)

書き味だけを求めるのなら、やはり万年筆だと思います。
ローラーボールでも別のペンになるかも知れません。
このペンはカートリッジを使うことに楽しみを見いだすボールペンだとご理解ください。

万年筆を使ったことのない人にペンの感触を伝えるのなら「カクノ」で、インクのおしゃれ感を伝えるのならこのペンかも知れません。

一番のメリットは「こんなペン知っている?」って「どや顔」できることかな。