2016年9月11日日曜日

名もない花たちの《笙と語り》のチャリティー・コンサート

「名もない花たちの《笙と語り》のチャリティー・コンサート」 に、行ってきました。


今回のプログラムは、雲走範子さんの語り『雨月物語』より「菊花の約」と、笙YUUさんの笙の雅楽曲のコラボでした。
「菊花の約」は季節柄ピッタリの話しです。
また雨月物語の世界観と笙の曲はさすがに合っていました。

その後は笙YUUさんによる笙の演奏でした。
様々なジャンルの曲の演奏がありました。
17音しかないのでアレンジに工夫が必要だということでしたが、パイプオルガンのような複雑な和音を出すことのできる笙の可能性の広がりを感じました。




中央、向かって左が、笙YUU(しょう・ゆう)さん
向かって右が、雲走範子(くもそう・のりこ)さん 




場所は上杉の喫茶店、「純喫茶星港夜(シンガポールナイト)」でした。
珈琲が美味しかったので、別の機会にも行ってみようと思います。









「名もない花たちの会」は、東日本大震災からの復興を支援するとともに障害者の社会参加を促すために2011年3月に立ち上がった会です。

代表の山下剛さんは、私の古くからの友人です。

彼らの思いは、以下の文章にこめられています。

「私たち一人一人は非力な〈名もない花〉にすぎないが、それでも被災者のために何かせずにはいられない。」この思いを共有する者たちがジャンルを越えて一つになり、このチャリティー・コンサート実現の運びとなりました。私たちは、演奏会を通して聴衆に義援金への協力を呼びかけることに致しました。収益金は全額を宮城県を通じて被災地復興に役立てていただきます。」



一発勝負の大きなイベントの企画も難しいけれど、小さなイベントをぶれずに継続していくことも、とても難しいことと思います。
続けていることは障害者の皆さんによる東日本大震災からの復興支援です。派手なことはできません。大きな会場を借りるのも難しいでしょう。
今回も参加者は30人程度でしょうか。お店の中は一杯で椅子が不足するような状態でしたが、それでもこの会を継続するなら、更なる集客が必要でしょう。


彼らを支援することも、障害者の支援になり、間接的に復興支援になります。

次回は10月8日です。
会場は仙台市福祉プラザ2階ふれあいホールです。
定員は302名です。