2016年8月16日火曜日

夫婦で一緒に勉強時間を取ること

本日、土地家屋調査士開業を目指す方が、ご夫婦で仙台まで相談にいらっしゃいました。
一般的に、合格者は試験に合格した勢いのまま開業したいでしょうが、開業することは一家の収入の柱になるということですから、当然に家族も巻き込むことになります。
だから、ご夫婦で一緒に開業について考えることは、とても良いことだと思います。
今回の相談者から「妻を連れて行って良いですか?」と問い合わせいただいたので、「大歓迎です」と答えました。
だから、本日は事務所にいらっしゃったお二人それぞれに対してガイダンスをしました。

私は、誰に対しても「土地家屋調査士になった方が良いです」と言ったことがありません。
「土地家屋調査士になりたい」という人がいれば、その人の質問に合わせて「それなら、こうすれば良いと思います」とアドバイスしているだけです。
一番大事な「to be or not to be」は自分で決めるべきことだからです。
だから、今日の二人も、この後時間をかけて進路を決断することでしょう。
私はどんな決断でも尊重したいと思います。


さて、土地家屋調査士に限らず、専門家は一生勉強を続けなければなりません。
私は、全国の若者達と、どんなに疲れても、酔っていても、眠くても、毎日何らかの勉強時間を取ることを約束しています。

その話しをしながら、今日のご夫婦に提案したことがあります。
「ご夫婦で一緒に勉強時間を取ったらいかがですか」

家族から離れて自分だけの勉強時間を取ることは、結構難しいものです。
特に、毎日残業してから遅く帰宅して、夫婦の会話もほとんど無い中で机に向かうのは、たとえ家族のためだと言っても、なんとなく心苦しいものです。
だから、夫婦で(子供がいれば子供も含めて)共通の勉強時間を作るのです。
隣に座って別の勉強をすれば良いだけです。
勉強と言うと抵抗があるでしょうが、他の人は隣で小説などを読んでも良いと思います。
会話が無くても、その時間は共同作業をしていることになりますから、連帯感が生まれます。

いかがでしょうか。
つまらないテレビ番組に文句を言って時間を失うくらいなら、家族で共通の時間をとりませんか。励みにもなりますし、自分のサボりたい気持ちの抑止力にもなります。