2016年7月18日月曜日

病気を持っているのですが土地家屋調査士はできますか?

こんな質問が来ました。
私はこのように答えました。


Q) 私は病気を持っています。
薬を飲みながら、一生付き合わなければならない病気です。
それで会社も辞めました。
それでも土地家屋調査士はできますか?


A) 会社を辞めなければならなかったのはお気の毒です。
病気の詳細はお聞きしませんが、今は落ち着いたのですか?
今、医者から止められていることはありますか?


Q) ええ、落ち着きました。
ハードな仕事はできないかも知れませんが、今医者から止められていることはありません。
定期的に病院に行って、薬を飲み続けることです。


A) それなら、何が問題なのでしょうか。

何をハードな仕事と思うかは人それぞれでしょう。
どちらにしても医者が止めていないのなら、あなた自身の問題でしょうね。

土地家屋調査士の業務で測量の現場があります。
現場によってはハードと思える作業があるのかも知れませんが、一般的な現場は普通に歩き廻る体力があれば問題ないでしょう。
今は機械化が進み、作業がかなり楽になりました。
高齢の土地家屋調査士や女性の土地家屋調査士が何の問題も無くこなしているのですから、おそらく若いあなたには問題ないことでしょう。

真夜中まで働く仕事がハードでブラック企業というのなら、私の事務所もそうかも知れません。
でも、他人にやらされているのではありません。
自分で決めて、自分のペースで仕事ができるのです。
そして、それが自分に返ってくるのですから、辛くはありません。

有給休暇はありません。
でも、日中病院に行って、夜に仕事をすることもできます。
工夫次第です。
お客様に迷惑をおかけしないようにすれば、365日24時間の中で好きな時間に仕事をすれば良いのです。
それを自分で決めるのですから、ある程度の融通は利きます。
このあたりは一般的な勤め人では難しいことでしょうが、自営業ならできます。
自営業の利点と思っています。

あなたは周りの人と比べて、若くて病気になったので、自分が不幸と思っているのでしょう。
でも、オジサンになると、皆なんらかの病気持ちになるのです。
定期的に病院に通って、一生飲む薬も何種類か持ち歩いているのでしょう。
でも、そんなことで土地家屋調査士をやめる人はいません。

あなたは、他の人より早めにそれが来ただけです。
その分、他の人よりも早めに対策が立てられます。


その病気が原因で土地家屋調査士ができないのなら、他の何の仕事でもできないような気がします。もう一度、あなたが一生付き合う病気について整理してみてください。