2015年3月29日日曜日

タグ管理とフォルダ管理の違いを紙データベースで説明してみる

私が仕事でもプライベートでも手放せないEvernoteについて説明する機会が多いのですが、Evernoteの重要な機能である「タグ」について理解が曖昧な方が多いようです。
そこで私がコンピュータ以前に使っていた紙データベースを紹介して、その機能を説明したら、タグが良く理解できたと言われたので、ここでも紹介します。

私は昔からデータベースにお金と時間をかけてきたことは以前からこのブログで書いていたことです。もちろん、あくまでも私はプロとしての仕事を遂行する上でデータベースを工夫してきたので、データベースの技術屋を目指していたのでは有りません。

コンピュータが一般的に利用できるようになる前の時代に、私の周囲のデータを全部保存して、そのデータを効率よく検索できるシステムが欲しくて様々な工夫をしていた時代のことです。

しばらくの間、私は以下のような紙によるデータベースを作っていました。
ルーズリーフ用紙の1枚を1データと考えて、用紙1枚に1データを貼り付けるのです。
名刺1枚でも、研修会の数ページのレジュメでも、用紙1枚に貼り付けます。
もちろん貼り付けるだけでなく、仕事上のメモを書き込んだりもします。

それをジャンル別に箱に入れるのが、いわゆる「フォルダ分類」です。
例えば「名刺」という箱、「研修会資料」という箱、「2015年の土地登記事件」という箱、というように分類して箱に入れるのです。

しかしフォルダ分類には限界があります。
どのフォルダに入れたら良いか分からないデータが必ず出ます。
新しいジャンルならたとえば「筆界特定事件」という新しいフォルダを作れば良いのでしょう。
そのような新しいジャンルという意味ではなく、そのデータの性質により複数の箱に入れなければならないデータが出てきます。
たとえば「仙台市青葉区」内に住んでいる「大学時代の友人」で、たまに「テニスをする友人」Aは、たまたまお付き合いの有る「○○銀行」に勤めているのだが、今回「2015年3月」に「筆界特定事件」を「相談」された場合、彼の「名刺」はどの箱に入れれば良いのでしょうか。
一つの回答は複数コピーして関係する全部の箱に入れることです。
これがフォルダ管理です。

当時私はフォルダ管理ではない別の方法を使っていました。
ルーズリーフは紙を綴じるために穴が開いています。
それらの穴一つ一つに意味を付けていました。
「会務」「研修会資料」「土地」「建物」「筆界特定」「地積更正」「1月」「2月」「名刺」・・・何でも良いのです。
あとで検索しそうな単語で決めておきます。
そしてルーズリーフの該当する穴の上の部分を切り取っておきます。

そして全部のデータを書き込んだり貼り込んだルーズリーフ用紙をおおまかな分類(たとえば「2015年」「2016年」など)で箱に分けて入れておき、複数の条件で検索したくなったら「竹ひご」でその条件に合う穴に差し込み持ち上げます。
持ち上がった残りが検索語にヒットしたデータになります。
それを複数回すると、残ったものが最終的に捜していたデータになります。
もちろん「竹ひご」を複数本同時に挿して持ち上げると、一気に複合検索になり他人の前でやるととても気持ちの良いものになりました。
この穴一つ一つに意味づけた検索語が今で言う「タグ」の役割でした。

このようにタグによる分類はフォルダ分類とはまったく違います。




以上挿絵の下書き。清書してから掲載しようと思ったけど、面倒になったのでこのまま掲載しちゃいます。
気が向いたらきれいに清書しておきます。m(_ _)m

Dropboxではフォルダ管理になります。
私は書きかけの原稿のような更新を続けるべき文書等を、Dropboxのフォルダにいれて管理しています。いつでもどこでもクラウドにアクセスして書き込む文章はここに置いておくのが一番早いです。
フォルダ管理の弱点を書きましたが、確実にどこにあるか覚えているファイルならここが良いでしょう。もちろんそうでなくても、今のコンピュータの能力では全文検索も一瞬ですから、データを見失うことは少ないと思います。

一方Evernoteは「タグ」で分類するのが得意なクラウドサービスです。
上記私の紙システムによるルーズリーフの用紙はEvernoteでは「ノート」、大まかな分類とはEvernoteで言う「ノートブック」です。そして一つのデータに複数の「タグ」を付けて分類することでデータを検索し活用します。
私は更新が一段落したデータは必ずこのEvernoteに入れておきます。
フォルダ分けしないから、検索したデータと自分も忘れていたデータとが関連づけされて出てくることがあり、様々な発見が新しい想像に繋がることもあります。

如何でしょうか。
「フォルダ」と「タグ」は理解できたでしょうか。
よろしければそういう眼でもう一度Evernoteを使ってみてください。

もちろん上記紙システムも悪くありませんよ。
電気を喰わないエコシステムですし、データごとクラッシュすることもないですから。
「竹ひご」はUSBメモリより入手しにくいかも知れないけれど(笑)



2015年3月23日月曜日

ONCE ダブリンの街角で

昨年末日本で公演されたブロードウェイミュージカル「once ダブリンの街角で」
その原作映画を、それ以上、何の予備知識もなく観ました。



これ結構好きでした。

アイルランドの首都ダブリンの街角で、毎日穴の開いたギターで熱唱するストリートミュージシャンである男。男は人生に希望を見いだせず、音楽活動にも明確な目標も無かった。
ある日、その歌う男の前に立ち止まったチェコからの移民の女。女はあれこれと男に話しかける。そして男の職業が掃除機の修理と聞き、翌日壊れた掃除機を持ってくる。
男は女が楽器店でピアノを弾かせてもらうことを楽しみにしていると聞き、楽器店で女の演奏を聴く。男はその腕を気に入り、自分の曲を一緒に演奏しないかと提案する。
やがて、一緒に演奏することで喜びを実感し、友情か愛か、絆を深めていく二人だった。
そのセッションを通してお互いの人生を再確認していく。

この2人には名前がありません。
偶然に出会った二人は、音楽を通して徐々にお互いを知っていきます。
仕事を、家族を、人生を、そしてお互いの過去を。

高校生がプロのミュージシャンになりたいという憧れとは違います。
まして高校生の恋愛とは違います。
背負っているものが違います。
ミュージシャンとして成功するかも知れないところで、お互いに選択をします。
大人の切ないハッピーエンドでしょう。

言葉にしにくいことを歌で表現するシーンが多いこの映画は、やはりミュージカルなんでしょう。この映画の中で挿入歌はほぼ全部歌いきります。だから歌の部分が長いのです。この音楽のジャンルが好きな人なら、きっと堪らない映画でしょう。
音楽ジャンル的には私の好みとはちょっと違いますが、それでも中には気に入る曲も含まれています。

この映画、好きか嫌いか分かれるかも知れません。
でも観ていないなら、一度観ても良いと思います。

アイルランドの街とそこで生活している人々やチェコの移民の生活をベースに
二人の楽器屋での初めてのセッション
女が掃除機を引き摺りながら歩くシーンや、チェコ語で気持ちを呟くシーン
男の父親の気持ち 等々
私は気に入りました。



2015年3月19日木曜日

G-FREEボールペン byセーラー

「G-FREEボールペン」を買ってみました。
セーラー万年筆から発表された新製品です。



セ-ラー万年筆には、3月11日に逝去成された長原宣義氏という万年筆の名工がいました。
私も彼の万年筆を持っています。
「長刀研ぎ」のペン先はとても気に入っていますし、「ふでDEまんねん」も以前このブログで紹介しましたね。
惜しい人を亡くしました。
そういったことで、私はセーラー万年筆にはシンパシーを感じています。


さてこの「G-FREEボールペン」、セーラー万年筆のうたい文句がとても凄いのです。

未体験の書き心地

重力を自由自在にコントロールする
次世代のボールペンとして誕生した
『G-FREE(ジーフリー)』

書くことを、もっと快適に
書くことを、もっと楽しく

まるで宇宙空間を駆け抜けるような
ここちよさを、あなたの手に。

具体的に特徴は2つです。

一つは時代を席巻した三菱のジェットストリームのような、滑らかで筆記時にストレスの少ないインクの開発。これを「G-FREEインク」と呼ぶらしいです。

もう一つが「筆圧アジャスター」です。
これが面白そうで買ってきました。

ペン軸内上部にスプリングが内蔵されています。
そのスプリングにより、筆圧から来る紙面からの反力を吸収します。
普通のボールペンはペン先と軸が固定されていますが、このG-FREEは紙面にペン先が当たっているときに弾力的にペン軸が上下します。

video



そしてこのスプリングの硬さを調整ができるのです。
ノック部分を右に回すとスプリングの弾力がハードに、左に回すとソフトになります。
これで筆記時の弾力を好みに調整ができます。



筆圧から来る疲労が軽減できる可能性があります。
セーラーの研究によると手の筋肉負担を10%以上軽減するとのことでした。

私が万年筆好きな理由の一つにその筆圧が不要な書き心地があります。
紙にインクを押しつけていく油性ボールペンでは、その機構上筆圧フリーは不可能なことだと思っていました。しかしこの技術はボールペン欠点のブレイクスルーになる可能性があります。


実際に使ってみました。
インクは確かに各社ラインナップが揃っている滑らかインクに並ぶ滑らかさがあります。
ボタ落ちもほぼ無いです。
ボール径は今のところ0.7mmのみ。これも理にかなっています。

ペン挿しの大型クリップも使いやすいでしょう。




さて問題の筆圧アジャスターです。

確かに効果が有ります。
悪くありません。
万年筆と同じとは言えませんが。

筆記時間が長い学生や論文試験対策の資格受験生にはお勧めかも知れません。
司法試験の論文は万年筆という時代がありました。
万年筆はインクの乾きを待ったり、ペン自体扱いにくいので、この定価300円のボールペンは気軽な意味で置き換えが効くかも知れません。


この製品に対する私の要望としては2つ。

一つはできるだけ万年筆の書き心地に近づけて欲しいこと。
まだ重力を自由自在にコントロールしていませんし、宇宙空間を駆け抜けてはいません。(笑)
売り出す前にかなりのモニターのテストを受けたのでしょうが、発売されて不特定多数のユーザーの評価を受けて、今後この機構が熟成されることを望みます。

もう一つは、300円で実現したこの機構を熟成させた後に、大人が外で持ち歩くことを意識した見栄えの良いG-FREEもラインアップに入れて欲しいことです。









2015年3月17日火曜日

役員として自信を失っている君へ

役員が嫌になったそうですね。
皆のために頑張っても、なかなか皆に響かないということですね。
少しでも業界がそして仲間が良くなるために、君が一生懸命に働いても、理解してくれないのですか。

確かに辛いですね。
でも君は、どうだったら満足だったのでしょうか。
会員全員が眼をウルウルさせて君の言葉にうなずくことですか。

残念ながら、会員全員が納得して、研修会でも総会でも全員出席になるのは、とても難しいですよ。あり得るとしても、とても時間がかかります。

でも君はとても良い役員活動をしていると思いますよ。
役員は皆のお世話役です。
だから一生懸命にやればやるほど、君のようなジレンマに陥ります。
「こんなに皆のために働いているのに何故皆は分かってくれないのか」
そして自信を失います。

前から言っているように、
役員は偉いと勘違いしていて役員になった人は、逆にジレンマに陥りません。
会員の関心がない方が、自分はやりやすいからです。
関心がないことを「温度差があるから仕方ない」と言うのです。
温度差を解消させるのが役員のはずなのに。

温度差があったら掻き回す

私達土地家屋調査士は、それぞれ事情はあるにしても、結局組織にいない(いられない)人達の集まりです。各々の思想信条もそれぞれ違うのです。
だから全員が簡単に一致したら、逆に気持ち悪いですよ。

君が知っているように、私は全国を歩いて「掻き回す」活動を20年やっています。
会長を辞めてもこの活動だけは辞めません。

私の話を聞いた人がすぐに全員納得しないからこそ、ライフワークになっています。
それでも、各地に何人も分かってくれる人ができてきました。
すべての会に10人以上意識の有る人ができたら私の活動は終わると思っています。
これからは、その人達が皆のために働いてくれるからです。

君は自分の会には、既に何十人かの同じ考え方の仲間ができているのではないですか。
毎年10人増やすだけで十分と思います。ある時点から加速度的に増えていきますから。

人のためを考えてお話ししているのに、その人に嫌われることがあります。
仕方ないです。その人が考えていないことを提案するのですから。
それは君が子供のために諭すときでも、お客様のために相談に答えるときでも経験していることでしょ。そこは覚悟しましょう。

だからこそ、人に何か伝えるときは、言葉も伝え方も十分に工夫が必要です。全国の役員はこれがとても下手です。熱いだけでは伝わりません。理論だけでも難しいです。
そこは自分を磨く必要があると思います。

もう一度言います。
ジレンマに陥っている君は良い役員だと思います。









高橋直樹会員のご母堂様ご逝去

高橋直樹会員(石巻支部)のご母堂様が3月16日にご逝去なされました。

葬儀等は以下のとおり執り行われます。

家族葬ですので参列はご遠慮願います」とのご連絡を戴いております。

謹んでご冥福をお祈りします。


<通 夜>

日 時 平成27年3月17日(火)  午後5時00分より

場 所 セレモニア五橋 欅会館
    仙台市青葉区五橋2-8-14
    電話 022-716-5555

<葬 儀>

日 時 平成27年3月18日(水)  午後1時30分より

場 所 セレモニア五橋 欅会館
    仙台市青葉区五橋2-8-14
    電話 022-716-5555


<喪 主>

高橋 直樹様

2015年3月15日日曜日

付箋(ふせん)の置き場

私は付箋(ふせん)好きです。
仕事や勉強でもかなり付箋を使います。

これまでもこのブログで、付箋は何種類か紹介してきましたね。

ポスト・イット・ジョーブ  インデックス専用付箋


ピリット 完了がわかる付箋


ココサス 切り離せるふせん


オート ミニモ・フセン



確かにこれらは持っているだけでも嬉しいです。
いつも言うように私にとっての文具は持っているだけでも嬉しいものです。
でもこの嬉しさは、どう使おうかと考える嬉しさでもあります。

付箋を使いながら仕事や勉強をする際には、付箋を常に側に無ければ意味が有りません。

皆さんは付箋をどこに置いていますか?
机の中ですか?
バッグの中ですか?

私は付箋は、使う可能性のあるところ、あちこちに置いています。
なにしろ付箋は安いものですから、それで仕事や勉強が捗れば複数買っても大して問題ではありません。

もちろん机の中には様々な付箋があります。

ただし使う可能性が高い「いつもの付箋」は、机上のコンピュータの筐体に両面テープで貼り付けています。ここは、いつでも手を伸ばせる場所です。



この「いつもの付箋」の種類ですが、各々使い方が違います。

一番細い付箋(上のケースの左)はそのページや場所を一時的に示す為に貼るものです。

少し長い期間針続けると考える場所にはフイルム製(下に貼っている2種)の付箋を使います。

付箋にメモ的な単語を書き込むとすれば、もう少し大きめの付箋(上のケースの右)を使います。大きな付箋(76mm*76mm 中に貼っているもの)は、ちょっとした文章が書けます。簡単なメッセージを文書に貼り付けて手渡ししたりするときに使います。

ちなみに、このノートタイプの付箋に仕事でも勉強でもなんらかメモすると、手帳やノートに書き写す必要が有りません。貼り付ければ良いだけですから。
剥がれるというなら、そのままコピーやスキャンすれば良いだけです。


さて、仕事や勉強で付箋が必要な事は、当然外出時でもあります。
以前もこんな付箋ケースを紹介しましたね。革製です。格好良いでしょう。


また、常に開く六法だとか今集中勉強中の専門書などには、表紙の見開きに付箋を貼り付けて、準備することもあります。1枚ずつ貼っているのは、厚くなるのを避けるためです。
やってみてください。何かと付箋を使う勉強法の方には効率が上がるはずです。


以下の写真は私がいつも持ち歩いている手帳です。



手帳の裏表紙左上にはフィルム製の付箋「coco fusen」を貼り付けています。


フィルム製だから丈夫です。そしてフィルム製なのに表面がマット加工しているので文字を書くことができます。もちろん小さいので単語程度ですが。

今回提案したいのは「付箋をたくさん買ってあちこちに置く。その他にも持ち歩く」ということです。

そして、もう一度、自分の仕事のやり方を見直してみてください。
付箋だけでも仕事のスタイルが変わる可能性がありますよ。








2015年3月13日金曜日

震災と仙台法務局

仙台法務局の1階エントランスホールで「3.11東日本大震災特別展示」として
「震災と仙台法務局」という展示が開催されています。


震災により地図や登記や法務局そのものがどうなったのか、そして復興業務として法務局は何に取り組んできたのか、パネル展示で紹介しています。


震災で大きく土地が移動したことにより、地図がそのままでは使えなくなりました。
それらの地図を被害に基づいて優先順位を付け、次々に修正をしています。
以下の作業は土地家屋調査士の仲間もお手伝いをさせて戴いています。




緊急性や場所によって、街区単位で調査測量して街区単位修正図も作成しました。




流失等で滅失した建物については、登記官の職権により調査した上で滅失登記を完了しました。




震災により法務局の庁舎等にも大きな被害がありました。



特に気仙沼支局の庁舎は合同庁舎の2階と3階に入居していましたが、津波により2回まで水没しました。以下の写真の水面の窓は2階のものです。

ちなみに、この支局の周りに何軒かの土地家屋調査士の事務所もありました。
この大津波で残念ながら流失しました。



庁舎を襲う大津波により、多くの閉鎖登記簿や旧公図など紙ベースの大切な資料は水没しました。
これらの登記簿は、文書修復の権威である坂本勇先生(日調連顧問)を中心に、これらの文書を洗浄し、カビを防ぐために真空冷凍乾燥機で乾燥させ、一枚一枚刷毛で乾燥した汚泥を丁寧に掃除し、登記簿を再生させました。
当時私もその作業の一端を見せて戴き、感動した覚えがあります。

以下の写真はどうしても再生できなかった登記簿や測量図です。





これらの再生できなかった登記簿や図面が、裁判等で重要な資料になることもあり、少しでも失われたことはとても残念です。

しかし阪神淡路大震災の頃と違って、ほぼ全部の登記情報が電子データに書き換わっていたから被害が少なく収まったということも、同時に感じています。

他にも多くのパネルが展示されています。
3月20日まで展示されていますので、機会が有ったらご覧ください。
 
 
 
 
 





2015年3月11日水曜日

4年

東日本大震災から もう4年

本日今(13:00) 仙台市の気温は摂氏4度
あの日も寒い日だった

未だに自宅が無い方が多数
寒い思いをしている方が多数

行方不明の身内を捜索する活動は今も続いている
福島の原発も解決はしない

行政も産業界も、もちろん被災地住民も
手を抜いている人はいない

しかし物事の進みは遅い

私達は、被災直後、そしてこの4年間
何ができて何ができなかったのだろうか


少なくても
今日できることは


黙祷































2015年3月9日月曜日

Apple Watch

私は最先端のガジェット好きであり、同時に秒針までの精度は気にしない機械式時計好きです。
耳に当てて微かな機械の音を聞くととても愛おしくなります。

良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。


最先端の電子文具を持ちながらも、同時にアナログな万年筆が大好きです。
Google Calendarで予定を管理しながらも、計画は紙のA5版手帳じゃないと駄目と信じています。

良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。



さて今晩詳細が発表されるApple Watchですが、Apple好きと時計好きの私にどんぴしゃのはずですが、どうも自分の立ち位置がまだ決まらないような、仙台弁で言うと「いずい」ような感じです。

ウエラブルの情報端末は昔から欲しいものです。
時計に向かって話しかけるのはスーパージェッターになりたかった私にはとても魅力的なモノです。

でも戸惑っています。いずいんです。

時計は気分で取り替えています。
毎日同じモノをつけているわけでもありません。
「なぜ、時計も着替えないの?」
とテレビで呟く小林麻美さまに踊らされただけかも知れませんが。

スポーツするときは当然防水の時計です。(最近スポーツしていないなぁ)
でもスポーツ向きの時計が必ずしもビジネス向きかというとそうでもありません。
まあ、これも複数持つための言い訳ですが。

ではApple Watchを何個目かの時計と位置づければ良いかと言うことではありません。
コイツを買ってしまえば、基本的に毎日着けなければなりません。

Apple Watchは活動量計等々が付いています。
24時間ライフログを取ってくれる訳です。
だから着替えてはいけないのです。
なおかつ毎日充電が必要と言っています。
夜の睡眠量も計測するはずですから、どの場面で充電すれば良いのでしょうか。
おそらく夜でしょうが、良く分かりません。


もう一つの問題があります。
歴代のiPhoneを初日に買ってきた私が、今回に限ってiPhone6を買っていないのは、サイズが大きくなったからです。
スパイの小道具は小さくて性能が高いものでなければなりません。大きな画面が必要な場面はiPadであるべきと思っています。

しかしここでApple Watchが発表になりました。
おそらくiPhone6を鞄に入れて、リンクしたApple Watchを身に付けることを想定すると、私でも納得できる形になるのでしょうね。
ということは今回私がApple Watchを買うと、iPhone も買い換える理由ができる?


見かけの問題もあります。
Apple Watchは時計の形をしているから、立ち位置が難しいと思います。
あのプロダクトが時計好きから見て美しい時計と感じるのか。
画面のデザインがいくらでも変更できるとしても、ケースの形状は決まっています。オンオフどちらも1個で使えるデザインと思えるのか、そこが問題でしょうね。


また、機械式時計は、モノによっては何世代も手渡していくべき価値を持っています。
しかし、このApple Watchは情報端末ですから、ソフトをアップデートしていっても、せいぜいもって3年と見ています。金製のケースも登場するらしいですが、その3年寿命の製品にどこまでの質感を求めるかという問題もあるでしょうね。

iPhoneやiPad で情報は十分間に合っている。
気に入った時計は持っている。
UPのようなライフログ的なグッズも持っている。

Apple Watchのデザインが必ずしも時計として気に入るか微妙である。
それでいてApple Watchを買うと、今までの時計を使う機会が無くなる。


だから今は、自分の気に入った時計の脇に「Jawbone UPのような時計ではない機能性バンドを着けるのがベストとも思っています。




さて詳細の発表は今晩日本時間の午前2時。
あと5時間ですか。

理屈では絶対不要でしょうね。
でも私は買うと思います。

良く分からないとおっしゃるかも知れないけれど、そういうヤツです。









それぞれの役員の求められる資質

次世代の役員候補のために論点整理をしたいと思います。

支部と土地家屋調査士会(調査士会)と日本土地家屋調査士会連合会(日調連)の役員の求められる資質はそれぞれ違います。

たんに地元で売り上げが多くて鼻息の荒いだけの方が、支部や調査士会や日調連の役員に出て、「調査士の未来は俺の事務所を目指せ」的なお考えで発言されて困ることがあります。
昭和の時代に頑張ったのでしょうが、平成27年の土地家屋調査士の最先端の業務を理解しているのでしょうか。現在が分からなければ、更に未来は語れませんね。
また地元のことしか分からずに、それがスタンダードだと思って、全国で発言なさる方がいます。その立場ならもう少し視野を広くして欲しいと思います。

日調連は、土地家屋調査士法第57条第2項でその「目的」が定められています。
「調査士会連合会は、調査士会の会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、調査士会及びその会員の指導及び連絡に関する事務を行い、並びに調査士の登録に関する事務を行うことを目的とする。」

そして同第60条で「建議等ができる」と定められています。
「調査士会連合会は、調査士又は調査士法人の業務又は制度について、法務大臣に建議し、又はその諮問に答申することができる。」
この部分がとても重要です。制度を直接語ることができるのは日調連の理事だけです。

基本的に日調連役員は直接会員に呼びかけることはありません。50会で選ばれた会長達を通じて指導・連絡をします。
ですから日調連役員は制度を勉強して指針を示し、「理論に基づく説得力」がなければなりません。

調査士会の目的は、調査士法第47条第2項で定められています。
「調査士会は、会員の品位を保持し、その業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。」
調査士会役員は、日調連の方針を理解して会員を指導する役割が重要です。
そして調査士法第56条により会員に注意勧告をすることができます。
調査士会役員は、直接会員と会い、身分に関する調査もできますので、法的バランス感覚を持って、会員との「信頼関係に基づく説得力」がなければなりません。

支部役員はもっと小さなコミュニティの中で全員の顔が見える中で会員のお世話をします。調査士会と連携して会員指導をします。「人間力」が磨かれていないと会員は付いてこないでしょう。

ですから、各々少し求められる能力が異なります。
もともとの資質に加えて、組織の目的である方向の勉強が必要です。
もちろん全部の資質や知識を備えている人もいるでしょうが、選ばれる方も選ぶ方も、そこは勘違いしないようにしたいと思います。

支部役員もしないで調査士会理事は無理とか、支部長を経験しないで調査士会役員は無いとか、調査士会副会長か会長経験者で無いと日調連理事にはなれないとか、地域によってはこんなことを聞くことがあります。
私個人的には、そのような考え方に反対です。上記のとおり若干求められる資質が違うことと、どんな組織にも若い人からベテランの人までのバランスの取れた構成が必要だからです。
だって市長をしてからでないと県会議員になれないとか、そんなことは無いでしょう。

今月東北ブロック協議会では「次世代の役員のための研修会」を開催します。
それぞれの役員に必要な考え方の基本を、キーワードを捉えて解説し議論します。
次の世代に基本的な考え方を整理して、広い視野と筋の通った理論体系を構築するお手伝いができれば良いと考えています。








2015年3月4日水曜日

ロディア・メモカバーとプラチナ・ポケット・ボールペン

このロディア・メモカバー、年季が入っているでしょう。
深いグリーンの牛革製なのですが、もうどこの製品かも分かりません。


かなり気に入っているもので、20年くらいは使っていると思います。
しっかりしたノートはバッグに入れておくとして、やはり歩いていたりするときに突然メモしたいときはこの小さめのメモが役立ちます。

簡単な単語程度なら、忘れないうちにiPhoneで自分にメールしますが、思いついたアイディアをちょっと書き留めておきたいことも有り、やはりアナログ文具も持ち歩きたいものです。このメモカバーは長年そんなメモのために持ち歩いています。

さてこのメモカバーにはたいていロディアの11番(7.2mm×8.7mm)かコクヨのチビットを入れてます。

そしてそのメモカバーに合うペンがこれです。
プラチナ・ポケット・ボールペンです。



このペンは収納時に10cm程度ですが、伸ばすと13cm程度になります。






コンパクトに持ち歩くペンとして、以前オートのミニモ・フセンを紹介致しましたが、あれは本当にいざという時の為のペンです。持ってて助かったというペンです。
だから収納しているけれど、普段は使いません。

それに対してこのプラチナ・ポケットは、軸の太さが十分あり握った感じも良く、伸ばしたらとても書きやすいペンになります。

プラチナ・ポケットは、このノートカバーのために買ったのでは無かったのですが、丁度きれいにペンホルダーに収まりますので、それに気が付いてからは、ここが定位置になりました。

もちろん短くなると言うことは、持ち歩くためにとても有利な機能で、このようなペンも一本持っていても良いと思います。


さてこのメモカバーの裏にはこんなステッカーを貼っています。
これ知っている人も少ないだろうな。




2015年3月3日火曜日

開業記念日

本日3月3日は私の開業記念日です。
昭和56年3月3日が土地家屋調査士の登録日で、34年になります。

法学部でなく、測量出身でもなく、補助者経験なし。以前も書きましたが、私の出身は理学部生物学科です。
もともと土地家屋調査士になるとは一切思わない人生から、何故かこの道に来ました。
それから日本で一番分からない土地家屋調査士として開業してしまって、開業後にとてもとても苦労しました。振り返ると本当に長い月日でした。

開業当時、時間だけはあるので、毎日公園に行って測量の練習をしていました。暗くなると真夜中まで法律の本を読んでいました。

人間としてかなり甘かったのですが、業務に対するプロ根性だけはあったようです。
業界の師がいないので、業界のルールが分からず、自分の力の付け方を工夫して勉強して来ました。あの頃読み漁った多くのジャンルの書籍と、通った研修会やセミナーの数と、その後のジタバタが今の研修講師としてのノウハウに繋がっています。

しかし、それにしても同期の仲間からの出遅れの差はとても大きく、まさか20年後に連合会の理事や宮城会や東北の会長をしたり、全国で講師をすることになるとは、頭の隅にも浮かびませんでした。

このあたりのことは、4年前の3月3日のブログで書いています。

「祝! 開業30周年」

この日のブログが、新人研修会で私の自己紹介に使っているものです。

そして4年前にこのブログを書いたときは、まさかその1週間後に東日本大震災がくるとは予想できるはずもなく、あと2ヶ月で宮城県土地家屋調査士会の会長を退任できると思って平和に書いていました。

しかし、3月11日に宮城会の会長の立場で東日本大震災を経験して、災害対策本部長も兼任することになったからには、会長を退任はできなくなりました。あの時はとてもキツかったのですが、それらが今となっては、私にとって大変貴重な経験になりました。
平時では経験できない多くの絆を戴いてもいます。震災を通じた友人もたくさんできました。


人生は驚きの連続です。私は自分の人生を自分でコントロールしてきたようで、実はどこまで自分で決めてきたのでしょうか。

他人や世間に流されたくない。
自分の人生は全部自分で決めたい。
私はそんなことを考えてこの業界に入りましたが、すべてそうも行かなかったことを実感しています。

開業した頃、仲間もいない社会に入って、独学で必死で努力しましたし、頑なに自分で未来を切り開こうとしていました。
しかしその後、偶然の出来事や仲間からのアドバイスの方が選択肢として良かったことも数多く経験しています。

世間の流れに従うことは悪いことだけではないと、最近やっと思えるようになりました。
そう考えれば、何が来てもこれからの人生も楽しめそうです。

来年は35周年記念の歳、あまり自分の人生をコントロールしようと思わずに、何が待っているのか楽しみにしながらの人生も良いかも、と思ったりしてます。


皆様に感謝。










2015年3月2日月曜日

あなたはいつ独立するの?

先日、土地家屋調査士法人に所属している新人と話す機会がありました。

土地家屋調査士法人に入る動機はいろいろあるでしょう。
一生法人で様々な仕事をしてみたい。
開業までの力を付けるために法人に所属したい。

近年、資格試験合格者がすぐに開業する自信が無く、また開業資金も無いので、とりあえず土地家屋調査士法人に入るという後者の理由が多いようです。
私がお会いした新人もいずれ独立するつもりだそうです。

その新人に「開業するのはいつですか?」と聞いてみました。
「えっ?」
決めていないようです。

おそらく「その時期が来たら」「力が付いたら」というつもりでしょう。
期限を決めていない人は絶対に独立開業はできません。
おそらく法人をクビになったときに、どうしようもなくて開業する程度でしょう。

たとえば「金が貯まったら」家を建てるという人がいたとします。
その人は、おそらく一生建てられないでしょう。
実際に期限を決めずに1千万円以上の大金を貯めるということは、とても難しいことだと思います。
何年で支払うと決めてローンを組んで買えば、必ず何年後かには家は自分のものになります。もしローンという借金をしたくないからといって貯金するなら、尚更余程の計画と実行力を持っていないと無理ですね。

さて本当に独立したいなら、例えば3年とか独立する期限を決めましょう。
そして3年後に独立するなら、今何が足りないのかを分析しましょう。
そうであれば、2年後までに何を得なければならないのか、1年後までに何を備えなければならないのかを考えて行動しましょう。

所属法人にもその希望を伝えましょう。
人数のいる法人なら分業制になっていて、多様な仕事をする機会が無いかも知れないからです。

3年経ってみて、何か事情が変わって、期限を変えることは構わないと思います。
期限を決めていないこととはまったく違います。

あらゆることは期限を決めなければ為し得ないのだと理解してください。
それが理解できなければ、独立開業してからもお客様に迷惑をかけるでしょうね。