2015年8月24日月曜日

土地家屋調査士筆記試験お疲れ様でした

昨日8月23日(日)は、今年の土地家屋調査士試験の筆記試験でした。

受験された方は本当にお疲れ様でした。

土地家屋調査士試験は世間が夏休みと言っているお盆の翌週の日曜日です。
私も昔経験しましたが、暑い中、皆さんが遊んでいる中、最後の詰めをしなければならないので、肉体的にも精神的にも辛いものですね。
11月10日の発表まで待ち遠しいと思います。

今年の受験出願数は5659名です。
受験者数が毎年少しずつ減っています。
この点については受験者個人としては心配不要です。
むしろライバルが減っているから狙い目かも知れないと前向きに捉えて問題ないと思います。
(連合会としては、受験広報をしていますが、もっと根本的なことを考えるべきと思っていますが)

世間的には「仕事が減っているから受験者も減っているんだ」という考えがあるのでしょうね。

少子高齢化で空家問題が社会問題になる時代です。

確かに不動産流通が減れば、不動産登記申請の件数は減ります。
実際に昭和の時代の土地家屋調査士の単純な登記申請代理の仕事は減っています。

それでは現役の土地家屋調査士が皆暇そうに見えますか?

全国の私の仲間は皆忙しそうですよ。

時代が変われば、また別のフィールドも広がります。
専門家に求められる専門性というものは、時代によって変わっていくのです。
昭和の時代に身に付けたノウハウだけで何十年もやっていくことができるほど、世界はのんびりしていません。

土地家屋調査士などの専門家は実力の世界です。
仕事ができるかどうかの世界です。
コネで仕事が来ても、仕事ができないと思われれば二度と仕事は来ません。

そしてあなたが合格してこれから過ごす土地家屋調査士という専門性の世界は、また新しい仕事が待っています。先輩達の持つ専門性が日々陳腐化していきます。だから先輩達も勉強をしています。
あなたが、専門家の世界に来ると決めたのは、実力をつける自信が有ったからでしょう。
どうせこれから新しい世界に入るのですから、一番新しいことを常に勉強していけば良いだけです。
ですから、心配しなくて良いです。
チャンスは皆同じ、実力をつければ良いだけです。


まずは、ゆっくり休んでください。

夏休みを取り戻してください。
でも、9月になったら勉強を再開してください。
11月19日の口述試験の為ではありません。
あれは普通に対応すれば合格します。

合格後には本格的なプロの専門家としての勉強が続きます。
皆さんは勉強を続けてきたのですから、せっかくのその習慣を消さないでください。

何か不安なら、全国の信頼できる土地家屋調査士の先輩を紹介します。

遠慮なくご連絡ください。

以下は過去のブログです。
受験者の皆さんの参考まで。

土地家屋調査士筆記試験合格者発表
祝!合格-今が一番入会に適した時期
開業する決断
合格者開業ガイダンスの準備
土地家屋調査士試験合格者のための開業ガイダンス
試験合格者の悩み