2013年2月28日木曜日

恩返しの方法はたくさんある

あの東日本大震災では、私たち被災地の人間は、日本中・世界中からたくさんの支援を受けました。それは震災直後から今も続く物心両面のとても暖かい支援です。
震災報道も少なくなりましたが、被災地にはまだまだ辛い生活をしている人たちも大勢います。もちろん、もう十分に自立して動く事ができる人たちは、もっともっと大勢います。私も含めてそれらの自立している人たちは、できる範囲で日本全国に恩返しをし始めています。

被災地支援にも様々な形があります。各々のできる範囲ですれば良いのです。
それと同じに恩返しにも様々な形があります。これも各々のできる範囲ですれば良いと思います。

私個人は被災地の専門家という立場で、大震災は地籍にどんな影響を起こしたのか、その影響は法的にはどう考えれば良いのか、専門家として事前に何かやっておくべき事は無かったのか等々について、機会あるたびに講演や文書を通して全国にお知らせすることをお礼としてやっています。当面はこれが私のできる事と考えてやっております。

2月26日の河北新報で以下の記事が載っていました。
とても嬉しい気持ちになりました。



河北新報抜粋 2013年02月26日火曜日

仙台・福住町町内会が雪かきで恩返し
山形・尾花沢で3度目

 3年連続の豪雪に見舞われている尾花沢市の鶴子地区に24日、災害時相互協力協定を結んでいる仙台市宮城野区の福住町町内会からボランティア7人が訪れ、高齢者宅3軒で雪かきに精を出した。

 雪かきボランティアは今冬で3回目。助っ人たちは地元住民と共に、高齢者宅の敷地内に2メートル以上積もった雪をスコップやスノーダンプを使って片付けた。

 妻と2人暮らしの無職西塚哲さん(87)は「この年になると体力の負担は大きく、除雪の助けが欠かせない。担い手が減っており、地区外との交流が盛んになるのはありがたい」と話した。

 福住町町内会と尾花沢市鶴子地区は、2010年8月に協定を締結。東日本大震災の4日後には、町内会の避難所に鶴子地区の住民が支援物資としてコメや飲料水、おにぎりなどを届けた。

 福住町町内会の千葉均副会長(64)は「今回初めて地吹雪に遭い、雪国の厳しさを実感した。感謝の思いで毎年足を運びたい」と語った。