2013年2月23日土曜日

仙台支部総会

昨日2月22日は仙台支部総会でした。
ご存知の方も多いでしょうが、昨年斎藤支部長が大病を患い、支部長代行を中心に皆で協力して運営していた支部です。
さすがに斎藤支部長、驚異的な回復力で総会に出席し、皆にご挨拶をされました。
一時は復帰も危ぶまれていた容態だったので、元気な姿を見ることができてとても嬉しいです。

私は会長としてお招きいただきましたが、当日中に中部ブロック新人研修会の講師として名古屋に移動しなければならず、会長祝辞を述べさせていただき、その後中途で退席させていただきました。心苦しいところですが、先に日程が決まって約束したところを優先させていただきました。このブログも名古屋市内の研修会場で書いています。

仙台支部の皆さん、役員改選も終わり新体制で動く事になるでしょうが、宮城会もできるだけバックアップするつもりですので、今後ともよろしくお願い致します。

以下は会長の祝辞の抜粋です。
震災復興業務下における土地家屋調査士について少しお話しさせていただきました。

  本日は、仙台支部総会にお招き頂き有り難うございます。
 (略)
あの東日本大震災からまもなく2年になります。
私も2年前の3月に仙台市沿岸部から名取、岩沼、亘理、山元と被災地を巡って、その想像を絶する光景に言葉も出ない思いを致しました。あの光景は一生忘れられないものになるでしょう。
その中で、仙台支部会員の皆様は、震災の当時から今まで言葉では尽くせないとても大きなご苦労をされたことでしょう。
まだまだこれから、個人としても土地家屋調査士としても復興のためにご苦労をされることと存じますが、お身体に留意されて働かれることを祈念致します。

さて、昨年は宮城会会員全員が東日本大震災の対応に忙殺された感がありました。
今年は日本も政権が変わり、更に本格的な復興本番の年になり、より忙しい年になることでしょう。
被災地でも復興方針が定まるにつれて、やっと被災者の皆様からの筆界などの具体的相談が増えてきました。仙台支部会員の皆様にも登記件数が増えて来ている実感があることと思います。ですから今年は土地家屋調査士の真骨頂が試される年とも言えます。
復興業務は、儲かる、儲からない、やりたい、やりたくないを言っている場合ではなく、やらなければならないのだと思います。そのための専門家であると思います。
長年地域の地権者の皆様のために働いて、長年生活のための報酬も戴いて来た私たちがここで頑張らなくては、何のために国から戴いた専門資格なのか分からないことになります。
現在、種々の取り組みや、それに付随する問題もありますが、震災時の社会貢献は専門家としての国民からの至上命令であります。
その中でも、宮城県土地家屋調査士会としては、支部会員の皆様が動きやすくするために、仙台法務局や日本土地家屋調査士会連合会との折衝や打合せ、公共嘱託登記協会との情報交換を、更に綿密にやっていきたいと思っております。

 また被災地東北に関係なく、日本や世界は動いています。被災地であってもその動きにも注視して、明日を目指すことも必要です。
私たち宮城県土地家屋調査士会も、これからも前向きな会務を心がけたいと考えておりますので今後とも石巻支部の皆様のご支援ご協力をお願い致します。
(略)