2012年10月14日日曜日

役員としてのプロ意識

全国の土地家屋調査士の組織の役員は苦労しています。
自分の仕事と両立させることでも苦労します。
私も土日や夜をフルに使ってお客様に迷惑をお掛けしないように動いています。
皆、子供の小遣いにもならない程度の僅かな役員報酬で、それをやっています。
「その時間を自分の仕事に振り分けたらどれだけ収入が増えるか」と考えて、この役員活動をボランティアと表現する役員たちがいます。

でも私は役員はボランティアではないと思っています。自分が役員などやらず、役員になりたいだけの誰かに任せ、自分の事務所だけ守っているつもりでいて、「明日から調査士制度が無くなることになりました」と連絡が入ったとしたら、自分の事務所も守った事になりません。
我々の制度を考えて、我々の未来を創ることは、ボランティアなどでなく、土地家屋調査士の仕事そのものでしょう。

また、土地家屋調査士会の役員は報酬をもらうとすれば、その額が僅かであっても、それはプロ意識を持つべきです。
報酬をもらってある役割に従事するのだから、当然にプロなんです。その場合のお客様は会員です。
土地家屋調査士業で、お客様から戴く報酬が安いからと言って、手を抜くことはできないでしょう。自分の全能力を生かして頑張りますね。
それはプロだからです。役員も同じだと思っています。

でも、問題意識を持って、プロ意識で一生懸命役員をやるのですから、一人の人間が長い期間はできません。だからこそ皆で同じ意識を持って、誰がやっても同じような集団でやっていくスタイルが必要だと思っています。