2012年3月4日日曜日

私の名刺整理方法

皆さん、名刺の整理をどうしていますか?
最近私と名刺交換した方々から、私の方法に興味を持っていただく事が多いので、ちょっと紹介してみます。

私の場合、昔からこの名刺の取り扱いに試行錯誤しておりました。
戴いた名刺をどう保存するか。
氏名の50音順か、所属団体毎か、名刺を戴いた日付に従って時系列順か。
どれにも一長一短があります。

一時は名刺を3枚にコピーして、50音順と時系列順と所属団体順に、別ファイルで保存する事もやっていました。でもこれも面倒です。

コンピュータのデータベースソフトで名刺を管理するチャレンジは何回も挫折しています。入力の面倒さがあり、出先で気軽に検索できる環境が無かったからです。

あらゆるPDAも使ってみました。
しかし、名刺に限らずあらゆるデータベースは、入力の面倒さに見合う検索のメリットが無ければ、長続きしません。

そこで、近年は、デジタルを止めて、基本的に時系列で名刺整理帳に保存していました。
自分のスケジュールと合わせると間違いなく検索はできます。
また手帳は基本的に1日2〜4ページのモノを使っていたので、その日のページに名刺を縮小コピーしたものを貼込んでいました。持ち歩けるもの(昔は紙しか無かった)にデータが無いと困るからです。

その後、ここ1、2年は、とりあえず名刺の写真を撮っています。
研修会や会議等で他の会員とお会いする際には、当方が1人で戴く名刺が20〜30枚になりますので、もらっても誰の名刺か分からなくなります。
そこで名刺交換の相手に了解を得て、携帯カメラで顔写真を撮らせてもらい、その後で戴いた名刺の写真を撮ります。
最近のデジタル写真には日付だけでなく、位置データも含む事ができるようになりました。
この方法だと、名刺交換の日時と場所、相手の顔まで名刺データと一緒に保存されます。
この段階で基本的な整理は終わっています。

また、最近流行の名刺用OCRソフトは敢えて使いません。
OCRでテキストデータに変換する段階で、また別のデータベース構築を考えたくなるからです。できるだけ簡素にすべきです。

その顔写真と名刺写真を、時間のあるときにまとめて縮小印刷して、手帳のデイリーに貼ります。
またEvernoteにもアップしておきます。そうすると勝手に写真をOCRしてくれます。
しかも、携帯(私の場合はiPhone)のメモリ容量に余裕がある限り、消去せずにそのまま保存しておきます。写真をスクロールすると時系列的に、顔と名刺が順番に表れます。
これがとても便利で、結局私のメインの名刺検索方法になっています。ノートコンピュータを立ち上げる事もなく、手元でデータを検索できますので。

顔写真を撮らせてもらうときには、「あなたを忘れたくないから」という思いで撮らせてもらうので、拒否された事はありません。
ただし、この写真撮影は土地家屋調査士の仲間内の話であり、初めて会った仕事のお客様に「写真を撮らせてください」とは、なかなか言えませんが。