2011年11月16日水曜日

葉月の会

11月12日、13日は葉月の会が開催されました。
葉月の会についてはこちらでも説明しましたが、全国7会の会長同士の情報交換の会です。

会を重ねて、今年は第11回になりました。
一昨年は高知会が開催担当で、昨年は宮城会が開催担当でした。ローテーションでは、今年札幌会の担当でしたが、葉月の会の皆さんの合意で、3月の東日本大震災の支援のために、今年も宮城県で開催することになりました。

一日目は、大津波で沢山の建物が流失した蒲生地区等を廻りました。
以下は大津波で建物がすべて流され、基礎だけ残った写真です。




その後、大震災で地盤が崩れた折立地区や西花苑地区を視察しました。
以下は地盤と一緒に滑り落ちた建物の写真です。




やはり、遠くでニュース画像を見ているだけではわからない被災を実感したとのお話がありました。


二日目に、宮城会としてこの大震災に際して、何を判断基準に何をしたのかを報告しました。
具体的には、震災時の各自の行動と、震災直後の対策本部の組成と行動指針、会員の安否確認と生活支援、被災者への各種支援、無料登記相談と復興支援業務等々、をお話ししました。

葉月の会の参加者の皆さんの地元も、日本列島にいる限り、いつ被災するかもしれません。
事前の備えや、被災時の心構えや、組織の行動について、お考えになっているようでした。

二日目の後半では、いつもの葉月の会のテーマについてお話ししました。
お互いの会が、今年何を考えて事業を進め、何に関心があり、何に困っているのかを発表しあいました。
参加各会は、会員数も違えば、会費収入も違います。
そのお互いの環境の中で、それなりの悩みが有るのです。
それを時間を取ってフリートークできることが、この会の強みです。
何かを決めるための会ではないし、ただダラダラ雑談するのでもありません。
フリートークと言っても、座長がいて議論を整理していく形式ですから、意味があります。

今回話題になったのは、以下のキーワードでした。

定額会費と比例会費について
報酬額指導について
公嘱協会と入札について
調査士法違反者対応について

まあ会長が代わっても、毎年毎年同じ悩みかも知れません。