2010年11月3日水曜日

大草原の小さな家

久々に「大草原の小さな家」を見ました。
1975年から1982年までのNHKで放送されていたあの番組です。
例の第1巻だけ安い隔週刊で発売するDVD付きマガジンで見ました。
懐かしさで妻と見ました。

良いですね。
「アメリカも良い時代が有ったんだよね」って久しぶりに思いました。本当に子供から大人まで安心してみられて、暖かい気持になりました。

今見ると、不自然な設定や不自然なセリフも目に付きます。
キャラクターもあまりにもステレオタイプだったりします。
でもだからこそ、伝わることが有るのですね。

最近、映画やTVドラマにウンザリすることが多かった原因が改めて理解できます。
まっすぐな正義や真心をそのまま描くことを恥ずかしく思い、むしろリアルさを求めて、細部に懲り、その為に物事の本質を見失っている映画が沢山あります。

こういった方向性は映画やドラマの世界だけでないようです。
本質的な真実に対面する勇気がないから、斜に構えて「綺麗事きれいごと」と言って済ませる人間が多くなりました。真実を貫くのには努力と忍耐が必要です。そこから逃げているのでしょう。

最近の業界の新人研修で講師をしていても、同じようなことを感じます。
基本的に資格業もサービス業ですから、業務において正義に基づいたお客様への真心が大事なことは当然です。これは絶対に「綺麗事」の話ではないのです。

今日の生活の為に、見えている真実から眼を逸らし、事件周辺の手当だけで終わっていないでしょうか。早く売上を上げることを主にしていませんでしょうか。
小手先の細かいテクニックでその場を凌ぐというより、もしお客様の身内だったら、長い目で見てもその手続きを選択して良かったのか、本気で考えて欲しいのです。

普遍的な真実が一番強いのです。
まっすぐな真心が一番強いのです。

安いので、取り敢えず第1巻だけ買いましたが、しばらく「ローラ」に付き合おうかと思いました。