2010年10月4日月曜日

地籍シンポジウム2010

10月3日は「地籍シンポジウム2010、土地家屋調査士全国大会in Tokyo」が日比谷公会堂で開催されました。
サブタイトルは「地籍 その可能性を探る」でした。
全国からたくさんの参加者が集まって盛大に開催されました。

第1部は「表示登記制度50周年記念事業」でした。
「表示登記の50年と新時代への展望」と題して清水湛(あつし)氏による特別講演がありました。
清水先生は、元法務省民事局長で広島高裁長官などを歴任した皆さん御存じの方です。表示登記の歴史を知っている方ですので、お話しに説得力が有りました。

第2部は「土地家屋調査士制度制定60周年記念事業」でした。
「地籍と法制度」と題して鎌田薫先生の特別講演がありました。
鎌田先生も日調連が以前からお世話になっている先生で、土地家屋調査士のことは大変詳しい先生です。11月に早稲田大学の総長にご就任される予定の方です。

その後にパネルディスカッション「地籍 その可能性を探る」がありました。
コーディネータは昨年宮城会の研修にも来ていただいた早稲田大学の山野目章夫先生です。

パネラーは各分野から
清水英範(東京大学教授)、村田博史(京都産業大学教授)、林亜夫(明海大学不動産学部長)、鮫島信行(元国土交通省土地水資源局国土調査課長・農業土木事業協会専務理事)山𦚰優子(土地家屋調査士)、瀬口潤二(土地家屋調査士)というメンバーでした。
産官学の各分野から地籍に関して重要な提言がありました。
私はパネルディスカッションでうまく行った例を見たことが無いのですが、今回は入念な準備があったことが窺われ、なおかつ山野目教授のうまいまとめで、大変面白いパネルディスカッションでした。

第3部は「地籍問題研究会設立報告」でした。
国家にとっても個人にとっても極めて重要な地籍について、産官学の各分野から集まって定期的に研究をする組織が設立されました。私は以前から「学」を持たない業界は先が無いと考えていましたので、今回の設立は大変良い事だと考えています。
問題はこれからの継続と「学会」への発展させ方でしょう。設立は出来ますが、日調連や単位会の役員が変わっても、支え続けられるかが、これからの業界に問われる事でしょう。
会員の皆さんにも研究会への入会案内があると思いますが、勉強になると思いますので入会をお勧めします。

これらの詳細は、後日日調連から報告が有るでしょうし、私も機会を見て、お話します。