2010年9月1日水曜日

日本の首相と民主主義

日本国の首相が民主党の中の数人間の談合で決まりそうになりました。そしてまた、その数人間で調整しきれなくて選挙になるようです。
この数人だけで日本の首相を決めて良いのかについては、民主党に検証する義務と権利があります。

その民主党だけで決める権限を、前回の衆議院選挙で国民の皆で与えました。間接的に私達国民が決めたことです。結果には国民にも責任があります。
また、その民主党政権を不安定にしたのは、先日の参議院選挙です。これも同じ国民の皆で決めたことです。この結果にも国民は責任を感じなければなりません。

しかし浮動票とは言っても、国民の投票行動は、かなりいい加減に思えますね。陰で文句を言っても仕方ありません。自分達の行動にも責任を持たなければなりません。

土地家屋調査士会でも同じことが言えます。日調連会長を選ぶのは、日調連総会です。その総会には会員は直接参加できず、各会役員による代議員選挙となります。
そこでは文句を言わないで下さい。各会役員を選んだのは皆さんです。

ネットの中や居酒屋で、日調連や単位会を批判しても解決しません。意見があるなら、むしろ自分が皆の為に何ができるか考えて行動しなければなりません。

私達は、自分たちの未来を他人に託さずに、自分で未来を創るために、会社などの組織を辞めて独立してこの職業を選んだはずです。その私たちが、自分たちの未来を左右するかも知れない役員を、他人事のようにいい加減に選んではならないと思うのです。

また、選ばれた役員も会員に対して情報開示をしながら、頑張らなければなりません。
情報もただ開示すれば良いのではなく、適切な解説も必要です。会員の皆さんに理解して戴こうと頑張るべきで、会員間の意識の違いを「温度差」などと言ってお茶を濁すわけにはいかないと思っています。

宮城会は会員と同じ方向を向きたいと思います。
私達もこれまで、各種通知やホームページ、研修会の在り方など少しずつ変えてきたつもりです。そうでないと温度差は解消できないと思っています。

私も前回の総会で皆さんに選んでいただいたのです。皆さんも選んだ限り応援をお願い致します。(もちろん、充分応援して戴いている実感はあるので感謝しています。)
での応援しながらでも私達役員の動きが納得できないなら、次回総会で役員を変えることもお願いします。会員個人としても、そこまで積極的に動いて欲しいのです。
それが本来の民主主義になります。
今の時代、サイレントマジョリティでは何も変えられません。