2010年7月15日木曜日

★私の本の読み方(その2) 学習書籍編

先日の★私の本の読み方(購入編)に続いて、私の読み方を書いてみます。
相変わらず、偉そうなことは書けません。あくまでも「私の読み方」ということで、読み飛ばしてください。

今回は小説等ではなく、学習用の書籍を読む場合、私はどうしているかを書いてみます。
学習用の書籍を読むときは、話の筋を追うものではなく、以下に内容を把握するかが目的です。ですから、本を頭から読んでいく必要はないと思っています。

新しい分野であれば、以下のような読み方です。

・前書きを丁寧に読む。
著者がこの本で何を書きたかったかが書いてありますので、ここで概要を把握できるのです。専門書には無いことも多いですが、後書きが有ればこれも先に読みます。
それでこの本の一番書きたいこともわかります。

・目次を丁寧に読む。
前書き等で著者の言いたいことを把握した上で、目次の項目と各々の項目に削くページ数を見ると、本文を読まなくてもこの本の要約ができます。
自分の知っている分野であれば、前書きと目次を読めば、ほぼ全部理解できることも多いです。

・最初は一時間で一気に読む。
知らない分野は特に、細かいことは後でも全体把握の為に一気に読む方を優先させます。
実は私は、どんな厚い本でも、最初は一時間程度で流すように読みます。枝葉末節に捕らわれず、幹だけを一時間で把握するような読み方です。読みにくい本であれば、前書きと目次を補完する程度でも良いと思っています。

・2回目は半日かけて読む。
全体を把握してから2回目は半日程度かけて、1回目で全体の繋がりが把握できなかった部分を気にしながら読みます。この時点でもあまり細かな論点には入りません。
箸休め的なコラムなどには、面白そうでも入らない。

・同じジャンルの別の本に移る。
2回目を読んだら、3回目で細かな論点に入ると思うでしょ。私はそうしません。同じジャンルの別の本を上記の方法で読みます。別の本は、同じ体系を別の角度から書いていますので、数冊読むと本当に全体が把握できます。
どのジャンルでも、大抵数冊読むと、かなり体系が身につきます。
実はこのあたりで基本的な講演ならできそうです。
しませんけれど(笑)。

とにかく、学習は如何に全体を把握できるかが勝負です。
全体を俯瞰する目を持つことです。
その為には1冊を一時間以内で読むことが重要と思っています。
絶対に枝葉に捕らわれてはいけないと思っています。