2010年5月17日月曜日

サポーターとブーイング

サッカーJ1リーグもワールドカップのための中断期間に入りました。
我がベガルタ仙台は、先週末の中断直前の試合で浦和レッズと引き分けて、7試合連続勝ち無しの状態になりました。スタートダッシュが良かったお陰で、まだ降格圏に入っていませんが、かなり問題のある状況です。

さて、久しぶりに対戦する浦和レッズのサポーターは、我々の予想どおり大挙して宮城スタジアムに集合し、圧倒的な音量の応援をしていました。本当に大したものだと思いました。

ここ数試合、浦和レッズは不調だったので、この昇格したばかりの仙台を「必ず倒す!」と信じ、来仙したに違い有りません。でもベガルタ仙台も当然ホームですし、勝ちに行ったのです。結果的に引き分けでした。

個人的に残念だったのは、試合終了後に浦和レッズサポーターが、レッズ選手に対してもの凄いブーイングをしたことです。

ブーイングは時に選手を発奮させる為にすることもあります。私もブーイングは否定しません。気合いが入っていないような試合を見せられた時は、ブーイングも有り得るのでしょう。でもこの試合では、浦和レッズが無気力だったわけではないと思います。偶然点数が入らなかっただけでしょう。

ベガルタ仙台サポーターは、試合後は応援のコールでした。
「ビッグクラブの浦和レッズに引き分けで満足だからでしょ。」って?そんな訳はないでしょ。同じJ1のステージに立っているのだから、当然勝ちに行ったのですよ。間違いなく悔しいですよ。
そんな問題じゃないのです。

相手チームの強弱の問題ではないと思います。
選手はいつも頑張っています。でもミスして負けることもあります。
また運不運や審判の誤審等で負けることもあります。サッカーは気まぐれなスポーツです。

ベガルタ仙台サポーターは、J2時代からここ2年程ブーイングをしなくなりました。選手が頑張っているのであれば応援するだけです。時に勝敗は仕方ないと考えます。負けたら「次も頑張って、次こそ勝ってくれ。」と応援するだけです。

仙台の人間は、一年目の楽天イーグルスにおいても、大敗の試合でも最後まで見ていました。他のチームのファンに「良く最後まで見ているね。」って言われることが有ります。チームは身内ですから、最後まで見届けたいのです。
例えば自分の息子が試合に出ていたとしたら、負けていても帰らないでしょ。

サポーターってそんな気分です。
ファンじゃなくてサポーターなんだから。

もうひとつ、私新人土地家屋調査士達のサポーターのつもりでもあります。
土地家屋調査士の後輩たちが、今何もできなくても頑張る姿勢が有る限り、ブーイングをせずにしっかりと応援したいと思っています。