2010年2月3日水曜日

調査士会館敷地持分買い取りについて

皆さんご存じと思いますが、現在の宮城県土地家屋調査士会会館は平成元年に竣工したものです。伊藤正勝会長の代で完成しました。費用の捻出などご苦労が有ったと思われますが、当時の先輩方の英断で立派な会館が利用できるようになりました。

現在の会館が建つ前には「司調会館」と言う木造2階建ての会館があり、宮城県司法書士会と共同で利用していました。司法書士会は他所に会館を建て、土地家屋調査士会は元の場所に会館を建てたのです。

現在も会館の敷地の所有権は、その当時の名残で持分1/2を司法書士会が持っています。そして完工から10年後には、調査士会が司法書士会からその持分を買い取りするための話し合いを持つ約束がなされています。


この持分に対して、これまで調査士会は地代を支払って来たわけですが、いつまでも借地ではいけないとの考えで、また当時からの協定もあり、過去何度か土地家屋調査士会が持分を取得するための話し合いをもちました。ただしこれまで司法書士会と土地家屋調査士会が、お互いの合意できる条件までの話し合いがつかず、従来のまま借地として地代を払っている状態です。

司法書士会も調査士会も役員が替わったこともあり、再度打合せをしたいと昨年10月に申し入れましたところ、年が明けてやっと本日(2月3日)第1回のご挨拶ができました。

先輩方から当時の状況もお聞きしています。この売買において、土地家屋調査士会として実際に主張し無ければならない要素も沢山あると聞いています。
ただし、それらの細かい条件の主張も大切ですが、答えを出すことも大切だと思っています。その方が両会の会員さんにとっても、利益であると考えています。いわゆるwin-winです。
司法書士会も総会に諮ることができる内容でなければこの話は合意できませんので。
お互いに総会で会員の皆さんにしっかり御納得いただける具体的資料を確認し有って、この話し合いを成就させたいと考えています。

とにかく両会会員に取ってこのままで良いはずがないので、少し話し合いを継続してみます。