2010年1月21日木曜日

研修の考え方

研修とは何でしょうか。
何のためにやるのでしょうか。
ここが曖昧ならまったく研修会を開催する意味がないと思っています。

ところが一般的な研修担当者を見ていると、
「研修担当に成っちゃったので何かしなければならないなぁ。」
「どうしようか。隣 の県は何の研修をやるのかしら。」
「評判良さそうだから、ウチもあの講師を呼べば、とりあえず研修ノルマ達成か。」
という風な考え方に見えることがあります。

この人達は、普段どんな業務をしているんだろうと考えてしまいます。
その人達が何でも分かっているはずはありません。
なにしろ社会も経済も法律も毎日変わるのですから。

これは、もちろん宮城県土地家屋調査士会の話しではないですよ。
わが研修部は、頑張って意欲的な研修を企画していますので。

さて、研修は何を目的にすれば良いのでしょうか。
土地家屋調査士として業務をする時のノウハウで、
」どの分野の何が足りなくて、業務上何が必要なのか、
間もなく」何が必要となるのか、
10年後」何が必要となりそうか。
これらと現実のギャップを埋めるのが研修だと思います。

ですから研修の企画は、一生懸命業務をしていると、いくらでも出てくると思います。
会員の皆さんも「研修でこの分野を是非取り上げて欲しい。」といった要望は出してください。
「私だけ分からないのかも知れない」なんて、新人の皆さんも考えなくて良いですよ。
皆、私も含めて、分かっているような顔をしているだけです。
新入会員の要望による研修会が、意外と先輩も含め皆の役に立つことが多いと思います。