2009年11月24日火曜日

全国青年土地家屋調査士大会in 兵庫に参加しました。


この連休に「第6回 全国青年土地家屋調査士大会in 兵庫」に参加して来ました。
全国から160名を超える参加者がありました。
明日を担う若者の発言する場が自発的にできているのは大変頼もしいことです。
青年土地家屋調査士って?全国大会って何?の説明はこちら


奈良大学地理学科「碓井照子教授」による基調講演として「地理空間情報と土地家屋調査士ができること」がありました。
NSDI法が施行され、地理空間情報(NSDI)の今どのような動きなのかを説明いただきました。地籍情報は世界標準を目指していること。現在のGISがレイヤー構造モデルから一般地物モデルに移行していること。そこには土地家屋調査士だからこそ活躍できる分野があること。しかし法務局の登記情報がこのNSDIの中ではまったく閉鎖的であること。などを丁寧に説明いただきました。
このあたりは機会を見て説明させていただきます。

私たち土地家屋調査士は、世界の動きに注目していなければなりません。

法務局がNSDIに対して閉鎖的なのは、無知だからなのでしょうか。
もしその動きに乗ったら、他の地籍情報とともに「NSDIそのものが登記所になる」からかも知れません。
いずれ日本の動きは、直接または間接の力が加わり、必然の動きとして世界標準に向かうことになります。
その動きが、政治によって早くなったり遅くなったりするだけです。

土地家屋調査士は登記制度が変わったときに、旧制度と一緒に消えても良いのでしょうか。
ちなみに下記単語をネットで検索して概要を掴んでおいてください。
NSDI GIS ISO/TC211 Cadastre 碓井照子