2009年10月11日日曜日

万年筆が大好きです

私、昔から万年筆が大好きです。
ペン先が美しく、軸が美しく、見ていて飽きないのです。

万年筆との出会いは、中学生になったときに「中一コース」の付録についてきたものでした。 なんかお兄さんになったような気がして嬉しくて何かと取り出しては書きました。
高校ではブラスバンドに所属していたので、プラチナの「ミュージック」という譜面を書くためのペン先を備えた万年筆を使いました。このペン先はカリグラフィーを書く事もできました。
大学生協で中国製の「英雄」というボールペンよりも安い万年筆を買って、結構気に入ってノートに書きまくってました。

このデジタルの時代に、定期的にペン先をメインテナンスしなければならず、書く時も、比較的紙質を選び、くるくるとキャップを外してから、書く。
そして、次の行動に移るために、書いてからインクが乾くまで待たなければならない。
この儀式めいた面倒なところが好きです。

今はインクも沢山綺麗な色が出ていますので、万年筆を洗うたびにインクの色を変えたりして楽しんでいます。

有名な海外製品も何点かもっていますが、日本のものもなかなか良いと思っています。
セーラーの名工長原宣義氏による長刀研ぎ。 これは日本の文字の「とめ」「はめ」「はらい」を書くために最適なペン先です。
筆文字のような筆跡が書ける同じくセーラーの「筆で万年(ふでDEまんねん)」、ふざけた名前ですが、確かにこれも筆跡の太さを自在に変化させられるため、日本語を書くにはなかなかの味わいが有ります。

また、仙台には手作り万年筆の大橋堂が有ります。 自分の癖に合わせて調整してくれますし、定期的にメインテナンスもしてくれます。
仙台に住んでいても知らない方も多いでしょうが、万年筆好きの間では全国で知られています。

私も、最近はほとんどコンピュータで文書を作りますので、最近の万年筆の出番は少なくなりました。 ワープロで書いた文書の署名のためがほとんどですね。

でも文具は持っているのが嬉しいのです。